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(No17)「前半国会 報告」

--07/04/27--

格差是正国会

ここ5年半の改革は、この国に生活や地域の格差を拡大し続けています。【生活】では、「ジニ係数」(所得の不平等指数)が、0.498(0.4以上=格差がきつい)になり、「貧困率」(可処分所得50%未満の所得者比率)は、OECD27ヵ国中アメリカに次いで2番目に高くなっています。「非正規雇用」の増大も要因の一つといわれています。

【地域】で見ると、県民所得最上位の東京(427万円)と最下位の沖縄(204万円)では2倍以上もの差があります。「道民所得」でも、’99年の267万円から’04年には253万円で、全国31番目です。「有効求人倍率」にも格差があり、「医師不足」「看護師不足」も深刻です。せめて“偏在”の是正が急がれます。

「改革」の全てを否定するものではありませんが、小泉・安倍改革の最大の間違い(罪)は、規制を緩和し競争社会を創りながら、安全網(セーフティネット)を(意図して)創ってこなかったことです。このことは格差の拡大のみならず格差の固定、つまり「機会の平等」さえも奪い始めています。

私達は「格差是正国会」と位置づけ、最低賃金の引き上げや医師不足対策などを盛り込んだ「格差是正緊急措置法案」を提出して議論を求めてきました。しかし政府は“格差”を認めず、「成長力底上げ」「再チャレンジ」「イノベーション」等の政策にすり替えようとしています。

<3/1予算特分科会の地方交付税で菅総務大臣><3/29本会議・代表質問で政策金融法>
<3/14内閣委員会の地域再生法・4/18政策金融法で渡辺大臣>

鎧が見えた

3/2の「07年度予算」に引き続き、4/13には「教育特別委員会設置」「国民投票法」「在日米軍再編特別措置法」が衆議院本会議において又しても“強行採決”されました。

「国民投票法」は、5年もかけて合意を目指してきたにもかかわらず、対象を憲法改正に限定すること(民主は国民請願も提案)や白票の扱いなどの課題を残したままの強行であります。そもそも何故急がねばならないのかが不明のままです。

「米軍再編」は、いわゆる“思いやり予算”であり、関係自治体に対する(協力度合いに応じて)交付金の創設や公共事業のカサ上げと、在沖縄海兵隊のグァム移転経費まで拠出するという内容であり、何故そこまで日本が負担しなければならないのか、又その総額も不明朗です。

「教育再生特」は、昨年の基本法成立に伴って、10年毎に免許更新の「教員免許法」、学校に副校長を置くなどの「学校教育法」、教育長の任命などの「地方教育行政法」が提案されていますが、政府案は教育の中央集権(介入)を強めることを意図しています、中教審と再生会議の意見も対立したままです。教育の「地方分権」こそが必要です。

安倍総理の新保守主義と300議席のおごりが目立ってきています。戦前レジームへの回帰であり「衣の袖から鎧が見えて」きています。

<1/5旭川市新年交礼会、初せり、1/12「ささき」交礼会(士別地区)>

北海道農業の存亡かかるFTA(EPA)

WTOが昨年不調に終わって、各国は2国間協議に交渉の舞台が移っています。日本は豪州とのFTA(自由貿易=関税交渉)に入っています。先日道農連の皆さんと共に首相官邸に農産物重要5品目の交渉除外等を要請しましたが、下村官房副長官は(安価な石炭等)EPA(経済連携協定)の枠組みの中で考えなければならないなど、不安の残る返答でした。

輸出産品の関税は既にかなり低いにも係わらず、交渉を推進しようとしているのは、政府が外交の手段としようとしているのではないかと思われます。官邸主導と言われている所以であります。

又、本年からはじまる「品目横断対策」は、農産物の関税差益(約1,700億円)を原資としています。今後各国とのFTA交渉によって関税が引き下げられるようなことになれば、この対策への影響が懸念されます。

ここに来て、WTOの打開を探る交渉がはじまりました。私は、本来WTO(世界貿易機関)において、世界的なルールが決められ、その下で2国間協議に入るべきものであると考えます。

<3/8農水委の酪畜対策・3/28農山漁村活性化法で松岡農水大臣>
<1/19上川地区関税撤廃阻止大会、3/8女性酪農家・消費者団体の皆さんと首相官邸に交渉>

地方選、頑張った仲間たち!

今年は「選挙イャー」3月22日の知事選を皮切りに道県議選・市町村長・市町村議選そして7月の参議選へと続きます。

我が上川管内(6区)道議会議員の定数は10人、空白区は解消できたものの過半数の擁立はできませんでしたが、旭川の現職2人「木村峰行」「三井あき子」は堅実な戦いで3期目を確保、新人の上川支庁区「北口雄幸」はトップで初陣を飾ることが出来ました。名寄市区の「堀江英一」は767票差まで迫りましたが議席を確保することは出来ませんでした。又「荒井聡」知事候補も残念ながら道政奪還を実現することは出来ませんでした。しかし道議会全体では42議席を確保し、自民党(48)の過半数を阻止することが出来ました。

続く市町村議選で私達は、旭川市で10人(8人当選)を擁立、更に旭川市・名寄市・比布町・当麻町・愛別町・東神楽町・美瑛町・下川町・音威子府村でも多くの仲間たちが奮闘しました。また富良野市・南富良野町・占冠村・和寒町・美深町は無投票でした。

頑張った候補者と選対と、支えていただいた地域の皆さん! ご苦労様でした! ありがとうございます。



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