トップページレポート

遺伝子組み替えとバイオ

2004年 11月

佐々木隆博


 遺伝子組み替え(GM)作物が、空知管内の農家が公表したGM大豆の栽培計画によって、注目を浴びているが、昨春、農水省の研究所(北海道)でもイネの屋外栽培が実施されたことによって消費者団体などから規制の運動が起きていた。 一方では「バイオ」技術の振興は北海道の戦略分野であり、規制すべきではないとの声もあるが、私は少し違っていると思う。

 自然環境に恵まれた北海道には、豊富なバイオ資源があり、確かに北海道の戦略分野として振興すべきであることは間違いない。事実、産業クラスターやR&Bパークで研究が進んでいる。 しかしバイオ技術の応用分野は、農業から先端医療まで幅広くその中の一つであるGMは、土壌や生態系に及ぼす影響が検証されていない状況の中では、(特に屋外は)規制すべきと考えます。

 現在、国には「指針」があり、道には「ガイドライン」があります。指針は技術面からの振興であり、ガイドラインは安全面からの(一応の)規制です。道は05年の「食の条例」に何らかの規制を盛り込むことを検討中ですが、推進の人々の抵抗もあり、なかなか大変です。

 私は、北海道の戦略分野というならば、「バイオに関する条例」を制定すべきと思っています。"規制もある推進"こそが、"北海道らしさ"の発信になると考えるからです。研究や技術は生活者の快適に寄与することが原則です。                              

[2004 11月]

〒070-0031
旭川市1条通4丁目右6号 【TEL】0166-24-3131 【FAX】0166-23-9408