もっと元気に北海道 ( 1999年 01月 )
 
佐々木隆博 


21世紀へ、あと2年(371日)となる幕開けです。私たちはこのときに、20世紀を今一度しっかりと総括し、新しい世紀に向かわねばなりません。

【制度疲労の中で】
 昨年の北海道は、北海道航空(エア・ドゥ)の就航や、長野オリンピックでの道産子の活躍など、道民に夢や希望を与えてくれた出来事もありましたが、長引く不況から脱出することはできず、倒産件数は一千件を越え(全国は一万件を越える)、しかも大型の倒産が相次ぎました。雇用も失業率が5.2%(全国は4.3%)とこれも近年最悪の状況です。
 戦後の発展を支えてきたシステム、それは官僚による統制、護送船団・系列の企業経営でありました。これらは急激な高度成長期には機能を発揮してきましたが、今日の成熟経済、国際化、情報化の時代には、閉鎖性、機動性が問われ、決定のシステムのあり方や危機管理のあり方として問題になってきています。

【新しい時代へ】
 時代の課題は「国際化・情報化・少子高齢化・環境」の四っといわれ、21世紀へのキーワードは「環境・健康・家族」の三っといわれています。一方では地方分権(主権)が確実に進み、中央から地方へ、組織から地域・個人へ、開発から共生・調和への時代を迎えています。
 国際化・情報化・少子高齢化・環境・健康・家族こうした社会環境は未整備です。むしろ高度経済成長の中で置き忘れてきたと思うのです。今こそこれらの環境整備を進める必要があり、それは今日の社会に、新しい活力を生み出すと考えます。

【医は食に 食は農に 農は自然に学ぶ】
 これは、私が昭和60年(’75年)に移動村づくりに参加した折、熊本県菊池市の診療所の医師で、菊池養生園という有機農業を実践している竹熊宣孝氏の言葉です。命こそが原点であり、そのために産業(生活)があり、地球(地域)があるということを学なばされた言葉で、以来使わせていただいています。
 今日までの思考とシステムは今世紀中に大胆に改革し、新しい世紀へと継いでいかねばなりません。
 私も決意を新たに「改革」の先頭で邁進いたします。

 佳い年でありますように…    (1999年 元旦)

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