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ふるさと再発見 (2000年07月)

近年、いろいろな場面で『ふるさと』再発見の動きが出始めています。これには二つの側面があるように思います。一つは、経済低迷の中で、とりわけ「地方の活性化」の側面です。地元産愛用、地元商品の活用あるいは量販店から地元個店へといった、バイふるさと、ラブ・バイ運動、愛食運動などがそれです。 二つ目は、高度成長の反動としての「癒し」の側面です。大都市中心、会社中心から、家族・家庭や地方回帰への動きです。これはまた、郊外型大型店から中心商店街、定年帰農といった現象も同じではないかと考えます。地方の活性化にしろ、癒しにしろ『ふるさと』が見直されることは、とてもよい現象だと思います。「大量に安く早く」という市場万能や浪費の競争原理のみの時代から「皆んなでゆっくり安心に」という時代へ、少しずつ変化し始めているのではないかと考えます。「ゆっくり安心」には、それなりのコスト(新しい時代のコスト)が掛かります。リストラや淘汰でなく、儲けや労働や便利さを分け合うことが必要です。 「たかひろ通信」の『耕す』シリーズも十年余りになります。「起す」「興す」との意味を込めて「たがやす」と書いて「おこす」と読んでもらっています。聖書(マタイ伝)に「新しい酒は、新しい革袋に盛れ」という言葉があります。新しい世紀を迎えようとしている今、新しい発想が必要になっています。そこにこそ、新しいビジネスチャンスがあり、地方の活性があると考えます。 それが二十一世紀の成長と考えます。
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