北海道が全国から募集したキャッチフレーズ(簡潔な宣伝文句)が「試される大地」に決まった。今後ロゴタイプ(シンボルマーク=象徴する字体)と共に、ポスターやコマーシャルに展開されることになります。 このキャッチフレーズをめぐって、さまざまな論議を呼んでいます。「考え過ぎ」「受け身の言葉」「イメージアップに使えない」など厳しい意見もありますが、「期待の表れ」「何かをはじめようとの意志」といった評価もあります。 北海道は、拓銀破綻後の処理にしても、ガット以後の対策にしても、政府に試されているのではないかとの思いを持つ人も多いかもしれません。 しかし、いま本当に試されているのは、中央に頼りっ切りのシステムをどう変るのか、北海道が自らの力で試練に立ち向かう「自立」こそが問われているのではないかと考えます。 私たちは、今までの中央依存・画一的な社会から脱却し、地方や自分自身が持っている「特性」や「潜在力」といったものに注目をしていく時ではないかと考えます。寒い、唯々広い、何もない、など今まで欠点といわれていたことや、覆い隠してきたことは、美しい自然であり、新しい技術開発の可能性を持っていることでもあります。 今回の募集にキャッチフレーズで五万五千点、ロゴタイプで五千八百点の作品が寄せられたといいます。 特に九割近くが道外からの応募であったことからも、北海道への期待の大きさを感じることができます。 「試す」は英語で「トライ」です。今こそ私たちはトライする気概を持たなければならないと思うのです。