トップページ耕す>海外視察

目次

日程

はじめに

フライブルグ

オッテンヘーフェン

ミュンヘン

ウィーン

エトセトラ

むすびに


エコポリスの希求

多様なエネルギー政策

「フライブルク市」 「多様なエネルギー政策」 「リサイクル社会の新たな挑戦」 「延び続ける路面電車」

【フライブルク市のエネルギー政策】

資源保護
大気汚染物質排出の抑制
環境政策の目標


地球温暖化防止
原子力エネルギー非依存性
省エネルギー政策
再生可能なエネルギー源
       促進対策
新しいエネルギー
    ・テクノロジー
★断熱
★省エネルギー建築工法
★節電



エネルギーの需要を押さえ消費量を抑える。
★太陽エネルギー
★水力発電
★風力発電
★バイオマス

大気汚染物質の少ないエネルギーを発生させる。
★電力・熱エネルギーの結合
★コージェネレーション発電
★近・遠隔熱エネルギー


高効率でエネルギーを発生させる。

【資料】フライブルク市環境局

 コージェネレーションは、ランドッサー地域の腐敗ガス利用事業も含め、フライブルク市総エネルギー量の50%を得るまでになっている(1933年には、わずか3%であった)。将来はソーラーを含め、60%を賄うことを目標としている。又、効率的な熱利用のため、市内20ヶ所に分散しているコージェネ施設の連結、連係をいかに整備するか取り組みを進めているとのことです。

市としても個人で低エネ住宅に改築する場合に1割を補助する制度を設けたり(来年からまた2年延長したいができるかどうかまだわからない)、エコ団地を開発したり、学校教育にも積極的に取り入れ(児童・生徒は自分の立てた生活・学習目標をクリアすると、保護者からソーラー設備支援金が学校に寄附される仕組みを導入。その結果、市内の学校の1/4がソーラー設備を持つようになった)、行政も市民も協働で推進できる政策をとっている。更に、連邦法(電力会社は余剰電力を3倍位の値段で購入しなければならないという法)があるため推進し易い。

<8年ぶりに再会したDrベルナー局長> <市環境保全局ホッペ氏>

 現在は、多様なエネルギーの開発との視点から、水力より風力の方がのびてきているが、もともとフライブルク市周辺は小高い丘ぐらいしかないため、強い風が吹かない。風力発電に適さない地といえる。(北海道も風力発電に力を入れている地域は、風の強い苫前から江差まで日本海沿いに多い)更に景観上目障りだという意見もあり、今後あまり増えないだろうと予想されている。

 フライブルグ周辺には、豊かな地熱が利用できる地域がある。風力や太陽光より地熱の方が安定しているという利点があり、地熱発電によって出来る電気は電力会社に売電できるが、温水の方は供給先がなかなか見つからないので、地熱発電が具体的に進まないらしい。現在最も力を入れているのは太陽エネルギー政策で、年間2000時間も晴天の日がありドイツで一番、一人あたりの太陽パネルの枚数が多いのはこの地方の人々である。(パネルの廃棄処理が今後の課題)。そのエコ団地であるヴォーバン(Vauban)団地<写真↓>を視察した。

この団地では、団地内の建物は敷地ごとにエネルギー消費量が決められている。立地上、十分な日照を得られない敷地の建物は年間エネルギー消費量が65kw/m2以下、南向きで日照のよい建物は年間15kw/m2以下に制限される。これらの基準値は土地の販売時点で契約書に盛り込まれ、建築申請時にそれを満たされているか証明を出すことになっている。 ソーラー団地は、このようなエネルギー政策だけでなく交通・水・自然保護等トータルな「エコ政策」に基づいて企画されています。

「フライブルク市」 「多様なエネルギー政策」 「リサイクル社会の新たな挑戦」 「延び続ける路面電車」


 佐々木隆博